Windows7やWindows8.1などから無償アップグレード期間中にWindows10にアップグレードした場合で、特にクリーンインストールではなく使用中のデータを引き継ぐ形でWindows7や8.1からアップグレードした場合に、パソコンの動作に不具合が生じWindows10を再インストールしたくなったとしたらどうなるのだろうか?と疑問がありました。
考えられることは、以下の3点
- 面倒ではあるが、一度前のOSをインストールしてから再度Windows10へのアップグレードを行う
- 新規インストールができる
- 無償アップデートしたWindows10は再インストールできない
さすがに、再インストールできないということはないと思いますので、再インストールは可能であるということは考えています。
ですが、前者の場合、前OSからのアップグレードでは、再インストールしたとしても、どうしても不安定差が残る可能性があるため、前者でしか再インストールを行えない場合、厳しいという印象を持っていました。
また、後者が可能な場合は、中古でパソコンを購入した場合などでもともとWindows7のパソコンをアップグレードしたWindows10のパソコンだったとしても購入後、使用前に新規インストールを行うことで安定的に利用できるため、中古のパソコンでアップグレード済みのパソコンを購入する選択肢も広がると考えていました。
実際はどうなのか?
では、実際どういうことになるのでしょうか?
MicrosoftのWindows10へのアップグレード:FAQのページでは以下のように記載されております。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/12435/windows-10-upgrade-faq
・PC に Windows 10 を再インストールするにはどうすればよいですか。
Windows10にアップグレードした後は、同じデバイスで再インストールやクリーンインストールを実行できます。同じハードウェアで再びWindows10のライセンス認証を行うために、プロダクトキーは必要ありません。
というように、無償アップグレード利用して一度自動認証を行っていれば、無償アップグレード期間が終了した現在でも、同じハードウェアにWindows10をクリーンインストールすることが出来ます。
従いまして、OSの動作が不安定になった際のクリーンインストールや、中古で購入したアップグレード後のWindows10のパソコンのクリーンインストールは可能であることがわかりました。
注意しなくてはいけないことも!
ただし、同じパソコンであればどんな時でも簡単に再インストールが可能か?といえばそうでもないようです。
上記引用部分に「同じデバイスで再インストールやクリーンインストールを実行できます。」と記載がある用に「同じデバイス」というのが基本条件にあります。
仮に無償アップグレード実行時と異なるマザーボードに交換するなどハードウェアの構成を変更した場合は、再度ライセンス認証を行う必要があります。
ハードウェア構成変更後のWindows10のライセンス認証方法については以下のURLに詳細が記載されております。
ハードウェア構成の変更後に Windows 10 のライセンス認証をもう一度行う
※なお、HDDを交換する場合はハードウェアの構成の変更には当たらず、上記のページのような手続きを行う必要はありませんでした。
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