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Windows10のバージョンから対象外となるパソコン

Windows10のバージョンアップ対象外となるパソコン

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以前、「Windows10のバージョンを理解する」というタイトルでWindows10のバージョンについて記事を書きました。

記事の中で、Windows10のバージョンについて以下のように記載しました。

要するに、Windows10からは機能の改善や新機能の追加を無償で行うようにし、常にWindows10を更新していくことになるということです。これにより、Windows8.1までのようなOS自体が大幅に変更になり、新しいWindowsを購入するようなことがなくなるようになります。

Windows8.1までのService Packと似たようなものと考えるとわかりやすいかもしれません。

この記事では一見すると、現在Windows10のパソコンを使っている場合は、物理的にパソコンが壊れない限り、最新のWindows10のバージョンを使い続けることができる。と受け取ることができます。

しかし、あまり書かれていないことですが、Windows10のバージョンが上がる中で、バージョンアップの対象から外れるパソコンが出てくる可能性があります。
※「可能性」記載したのは、現時点でMicrosoftから正式なコメントが発表されていないため。

どういうことかというと、Creators Update(1703)が公開された際に、Windows8で発売されていた一部のタブレットがアップデートの対象から外れ、更新できない事象が発生しました。
この件に関して、ITmedia PC USERのサイトで以下のように記載されています。

米The Vergeによれば、最終的にMicrosoftがCreators Update以降のアップデートで同世代のプロセッサのサポートを断念したことを認めたという。最新版Windows 10でのサポートに必要なドライバの提供をIntelが既に打ち切っており、動作パフォーマンスへの影響なしにサポートを継続するのが不可能だというのがその理由だ。

従って、同プラットフォームへのCreators Update以降の大型アップデートの提供は取りやめ、前回の大型アップデート「Anniversary Update(1607)」を最終版としてパッチを継続的に提供するモデルへと切り替えるという。

要するに、該当のタブレットは最新版へのバージョンアップができないため、現在稼働しているバージョンのセキュリティアップデートで対応していくことになる。ということです。

また、同サイト内では、最新版にアップデートできなかった際のセキュリティアップデートに関して以下のように記載しています。

MicrosoftはWindows 10のサポート終了期限を明示しておらず、あくまでWaaSをコンセプトとして将来的な継続サポートを約束している(ソフトウェアを最新版に保つことが前提)

しかし、「Windows10のバージョンを理解する」で記載したように、Windows10の初期バージョン 1507は、2017年5月10日の更新プログラムの配信を最後にサポートが終了しています。

また、初期バージョン 1507の次のバージョンである 1511は10月10日にサポートを終了することが発表されています。

更新プログラムと Service Packのサポート情報
Windows ライフサイクルのファクト シート 上表

おそらく、Windows10では、旧バージョンに関しては一定期間セキュリティアップデートを行った後、順次サポートを終了していく流れではないかということが考えられます。

以上のことから、ハードウェアの性能の問題(特にCPU)によりスペック不足(性能不足)が理由で継続利用が難しいケースが出てくるということです。

今回の記事の内容から考えると、ハードウェア上の理由でアップデートできなくなった時がパソコンの買い替え時期になると考えるのがわかりやすいと思います。

これは、iPhoneやiPadなどのiOSと同じであると考えられます。iOSもバージョンアップを繰り返していく中で、アップデートの対象外になるハード(端末)が出ています。

 

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