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Windows10のバージョンを理解する

Windows10のバージョンを理解する

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昨日、投稿したブログ「2017年5月Windows Update情報」の中で以下のように記載いたしました。

【重要】Windows 10 の初期バージョン 1507 に関しては、今回の5月10日(日本時間)の更新プログラムを最後にサポートが終了となります。
今後今後セキュリティや品質の更新プログラムが提供されなくなりますので、Windows10を使用していてバージョンが1507の場合は、できるだけ早期に最新バージョンの Windows 10 に更新されることをお勧めします。詳しくはWindows 10 Version 1507 に対するセキュリティ更新プログラムの提供終了を参照ください。

Windows10は、Windows8.1までとは異なりWindows10の中でバージョンを上げていきます。今後も新しいバージョンになっていく都度、過去のバージョンのサポートは順次終了していくことになると考えられるため、サポート終了に関する情報には注意が必要となります。

今までWindowsを使い続けてきている方の中では、不思議に感じられる方もおられるのではないでしょうか?

Windows8.1まではWindowsはWindows95からはじまり、98、NT、me、2000、XP、Vista、7、8、8.1と様々な名前がついたバージョンが存在していました。(※抜けているバージョンがあればお許しください。)
そして、新しいバージョンが発売されるたびに過去のバージョンはサポート期間を区切り順次サポートを終了してOSとしての役目を終えていきました。

2015年に発表されたWindows10では、このバージョンに関する考え方が変わりました。

Windows10のバージョンの考え方

では、Windows10になってどのように変わったのか?ということですが、MicrosoftではWindows10を「 “Windows as a Service”(サービスとしての Windows)という新たなコンセプト」として位置づけ(※1)、機能の改善や新機能の追加といったOSの大幅なアップデート(メジャーアップデート)は3月と9月のタイミング(※2)でWindows Updateを通じて無償で行うとしています。
※1 バージョンアップよさらば―Windows10のリリース以降、Windowsはサービスになる(2015年5月12日)
※2 アップデートのタイミングを3月と9月の年2回と発表したのは2017年4月20日 「Windows 10」のメジャーアップデートは3月と9月の年2回に

要するに、Windows10からは機能の改善や新機能の追加を無償で行うようにし、常にWindows10を更新していくことになるということです。これにより、Windows8.1までのようなOS自体が大幅に変更になり、新しいWindowsを購入するようなことがなくなるようになります。

Windows8.1までのService Packと似たようなものと考えるとわかりやすいかもしれません。

しかし、注意しなければならないことは、OSのアップデート自体は行われるわけですので、OSとしてのバージョンは無くなることはありません。そこで関係してくるのが上記太字部分に記載のある「メジャーアップデート」になります。メジャーアップデートの度にバージョンが変わるという考え方になります。

Windows10の今までのバージョン

では、Windows10には今までどのようなバージョンが存在したのでしょうか。

Windows10が2015年7月に正式にリリースされた当初はバージョン1507(RTM)2015年11月にバージョン1511(November Update)、2016年8月にバージョン1607(Anniversary Update)、そして現在順次配信されているのが2017年4月にバージョン1703(Creators Update)(※3)となります。
※3 バージョン1703(Creators Update)は2017年4月25日に一部環境に対して提供を中止すると発表しています。Windows 10 Creators Update、不具合が認められる一部環境に対し配信を一時停止

現在(2017年5月12日)の多くのWindows10ではバージョン1607(Anniversary Update)である場合が多いと思います。

そこで記事上部の引用部分に書いていることに戻りますが、5月10日の更新プログラムの配信を最後にWindows10の初期バージョン 1507に関してサポートが終了することになったわけです。

通常、Windows Updateの自動更新をオンにしてる場合はバージョン 1507のままになっていることは考えにくいため、特に意識しなくても問題ないのではないかと思います。

引用部分にも記載しましたが、Windows10ではバージョンの扱いがこのように変わったことから今後もメジャーアップデートが行われていくにしたがって、過去のバージョンのサポートが順次終了しくことになると考えられます。

Windows10バージョンの調べ方

では、自分の使っているWindows10のバージョンはどこを見るとわかるのでしょうか?

「コントロールパネル」の「システムとセキュリティ」の「システム」にはバージョン情報までは記載がありません。
Windows10システム情報

タスク バーの検索ボックスに「winver」と入力し、Enter キーを押します。
タスクバーの検索窓

設定を変更してタスクバーを小さくしている場合は、Windowsキーを押したままRを押して表示された「ファイル名を指定して実行」の名前の部分に「winver」と入力し、Enter キーを押します。
「ファイル名を指定して実行」の名前の部分に「winver」と入力

「Windows のバージョン情報」 ダイアログ ボックスが開き、お使いのデバイスで実行されている Windows 10 のバージョンが表示されます。
Windows10のバージョン情報

※4 本投稿ではバージョン1607(Anniversary Update)のWindows10を使用しています。

以上がWindow10のバージョンについての考え方になります。

 

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